箕面市の「緊急プラン(素案)/ゼロ試案」が昨年12月16日に突然発表され、1月16日に締め切られた市へのパブリックコメントは、非常に短期間の募集にもかかわらず、約600人の市民から528件のかつてないほどのたくさんの意見が寄せられました。
それらの意見は既に市のホームページで公開されていますが、その多くが教育や福祉、医療を削っていく市に対する批判的な意見です。市当局も市民の大きな声を無視することはできず、平成21年度からの「障害者福祉作業所補助金」や「小規模通所授産施設運営補助金」の削減、「保育所保育料」の値上げは見送りました。ただし、平成22年度からは実施すると明言しています。
今回の「緊急プラン(素案)」は、箕面市のすすめる900の事業のうち、市民生活に直結する87項目が予算削減や廃止の対象として挙げられています。一方で、「彩都・箕面森町地域整備特別委員会」の資料では、平成22年度から毎年約20億円以上歳出していく予定です。つまり、大規模開発はこれから本格的に始まるのであり、平成25年度までの財政改革案だけでは箕面市の財政問題の全体は見えません。
だからこそ、私たち市民は「緊急プラン(素案)」について考え、財政改革自体に反対の姿勢ではなく、今回選定されなかった残りの事業は、なぜ削減や廃止されなかったのかを正しく分析し、いろいろな意見を交流しあい、箕面市の財政の健全化の方向性を考える必要があります。
そこで、私たち「みんなでつくろう みんなの箕面」ウェッブでシンポジウムを開催することにしました。
財政問題の専門家に来ていただき、箕面市は市がいうとおり「緊迫した財政難」なのか、また「緊急プラン(素案)」の本質的問題点はどこにあるのかなどを詳しく分析していただき、その意見を参考に参加者で箕面市の今後を考えあいたいと思います。
是非、都合をつけていただき、多数参加くださるよう、お願いいたします。
テーマ:「箕面市緊急プラン(素案)」について考える
日時:2009年3月7日(土) 午前9:30〜午後12:00
場所:中央生涯学習センター メイプルホール・小ホール
内容:よさこい演舞
パネルディスカッション
コメンテーター:社会法人自治体問題研究所研究員 初村尤而氏
参加費:無料
主催:「みんなでつくろう みんなの箕面」実行委員会
参加された方に、わかりやすく箕面市の財政の問題をわかってもらうため、スタッフで鋭意努力中です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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