「緊急プラン(素案)」の意見を提出しました。まったく時間がない。すべての900項目の内容や、今回選定した87項目についても調べる時間がない。なぜ倉田市長は急ぐのか。市民はこの緊急プランについて知らない人がほとんどで、倉田市長は、16日まで箕面市市民の一部の意見を集めて、その声をどのように反映しようとしているのか。市長自身市民の意見を分析する日程の余裕はないはずである。

この緊急プランの87項目には、市民の反応をみて実施する優先順位と、市長公約を守るために凍結する予定の項目がすでに盛り込まれているのではないかと疑ってしまう。すでに市長の支持率を上げるためのシナリオができているのでは・・と思うのも、87項目は歳出金額の多い順に“特命チーム”だけでつくり、市長はもちろんのこと、リーダーの副市長、市役所内の各部局も内容を審議せず、先に素案の段階で市民に意見を聞いている・・と、かたくなに言いつづけていることである。現場の声も聞いていないこの素案を、市長が今から市民の声を分析し、そのうえで関係各部局で審議する・・・そのような時間があるはずもなく、説明会で言っていたような市民の声を反映させる根拠がないのです。現場はすでに87項目の調整もしているのでは思わざるおえないのです。

話は変わりますが・・
先日、熊本の御船町の市長、議会の取組が放映されていました。市長や議員が市民の集まる場所へ出向き、市民の生の声を聴き、対話を通じて市政を考えていく・・・
市民も自分たちの意見が市政に反映されることで、責任を持ち、なにもかも市へ頼るのではなく、自らができることは行動に移していく・・・。それが市民力につながって活性化されていく・・。
印象に深く残ったのは、市長・議員・市民がいきいきとしていることでした。それぞれの立場の責任を果たしている印象をうけ、こんな町に住んで、私も何か役に立つことをしたいと思いました。
本当に箕面市はこの選択でよいのでしょうか。

倉田市長に問いたい・・なぜせめて1年間審議する時を惜しむのか。なぜ強行するのか!!

「ゼロ試案」は、議論のための「たたき台」で、内容が決定したものではないというのであれば、募集した意見をさらに検討を深めた結果、予算案の段階で今一度市民への説明が必要ではないのか。今の箕面市は市長や一部の議員の思いを通すために思案しているように感じる。御船町のように本当に市民の声を聞く姿勢が見えれば、もっと内容の良い現実味のある改革案が出来るはずである。