「緊急プラン」が発表されて以来、私たち「みんなの箕面」として、いろんな会派の議員の方に会い、本来市など地方自治体が果たすべき「福祉の充実」など、本筋に立ち返った議論が市議会で行われるよう、意見交換を行ってきました。
その中で、議員の方からもいろいろ情報やヒントをいただき、今後の活動に生かしていきたいと考えています。
他にも、さまざまな方からお話を伺う中で、「緊急プラン」がじわじわと市民の生活に影響を与え始めていることを感じています。
例えば
・国際交流協会は補助金削減のため、これまでと同様の事業を継続するのが難しいという影響が出ていること
・障害者の作業所では、職員の雇用に影響があり、作業所の存続にも影響があるかもしれないこと
・障害をもっている子どもたちの早期療育を行っている「あいあい園」が、バスによる送迎を中止することを保護者に知らせていること
・国民保険の保険料の値上げ幅は、年収210万円から400万円の層が一番大きく、年間6〜10万円ぐらいになる可能性があり、一人親の家庭などは大きな影響を受けるだろうこと
市は来年度の予算編成に取りかかっていますが、その中ですでにいくつかの削減が現場に伝えられ、市民の生活に影響が出始めているようです。
そもそも「緊急プラン」は「特命チーム」が一般財源圧縮のために考えた「机上の案」であり、実行されればどのような影響が市民の生活や命に与えるのか、十分に検証されたわけではありません。そのために時間もありません。
たからこそ、私たちはすでに現れ始めている「緊急プラン」やそれに付随する財政問題で起き始めている問題を、広く市民から聞き取っていく必要を痛感しています。
そのことで、まだ「緊急プラン」をよく知らない方や、「財政難だから、みんなで『痛み分け』が必要だ」と考えている方に、このプランの本質を知らせることができると考えています。
いろんな方のお話を聞けば聞くほど、「緊急プラン」はみんなで平等に「痛み分け」するようなものではなく、社会的に弱い立場の方、経済的に苦しい世帯をさらに追い込んでいく、不平等なプランだということを実感しています。
ぜひ、多くの方からこの記事へのコメントという形で、現実に起き始めている、あるいは考えられる生活への影響の情報をお寄せください。
みんなで力を合わせて、この「緊急プラン」の本質を明らにしていき、追い込んでいきましょう。
こんばんは。
毎回興味深く読ませて頂いています。
今回で一番気になることは、やはり弱者に対して厳しいプランだということにつきると思います。前にも書きましたが、私自身ひとり親ということでこれまで市には助けて頂いていました。
が、今回のプランで小さいことですが、水道基本料減免の撤廃や、入院した際の食事療養費の廃止等が目に見えて気付いた点です。
しかし、5年後財政が元に戻っても、福祉が元に戻らなければ、更にしんどくなるのは必須です。例えば、奨学金の凍結が続いておれば、子ども2人高校へ通わせられるのかどうかわかりません。
私は幼稚園の頃に箕面にきました。途中、結婚などで市外に出ましたが、子どもが産まれて又箕面に帰ってきました。
福祉が充実してるからこそ戻ってきたので、それがなければ戻ってきた意味がありません。
これから箕面はどうなっていくのでしょうか?
私の中で、何かやらなければ・・・という思いと、私みたいなものに何ができるのか?という思いでグラグラしております。
実際、生活基盤の中では、色々な立場や関係等もあり自分の意見がちゃんと言えない時もあり、どうすればいいのか・・と思う時もありますが。
まず、この緊急プランを勉強していくことから始められればと思っています。
これからも、色々な情報を発信してくださいね!
保育所ママさん、コメントありがとうございます。
書いておられるとおり、奨学金は凍結だとか、就学援助は生活保護家庭のみにしていくとか、苦しい中で子育てをしている家庭を直撃する内容になっています。
「受益者負担」などと言ってますが、そもそも市など地方自治体は市民の税金を市民の福祉に還元するのがその役割であるはずで、サービスを受けたかったら金を払えと言うのは、税金の2重取りだし、追い?ぎみたいなものです。
今の箕面に必要なことは、どんな箕面市にするのかという「哲学」です。倉田市長のやっていることは「官僚的」で、ステレオタイプで特に目新しいことはありません。
つまり、既存の地元勢力が利権を独り占めして、その分弱い市民が割を食う構図です。
例えば、今回国民保険の値上げが計画されていますが、年収700万円以上の世帯は一定金額なので、年収が高くなるほど負担率は実質下がっていきます。
とある議員が「高収入の世帯の負担率を上げたらいいじゃないか」と市の担当者に言ったところ、「そんなことをしたら、高額所得者が箕面市から出て行ってしまう」と答えたそうです。
これが、市の本音でしょうね。
問題は実はシンプルですよ。要は、税金をどのように使うかということです。
トンネルができたり、道路ができて、それはそれで便利だけど、そのために福祉を削ることまでしてほしいと思っているわけではありません。
アンケートなど統計学的には、大した意味はありません。アンケートは世論を誘導するために使われてるのが常識です。
自分が思うことをそのまま言えばいいと思います。
心の声が、一番力があります。
困ることは、困るのです。
財政問題をずっとほったらかしにしてきた市の行政の責任を、僕たちもきっちりと追及すべきだと思います。
コネも裏もない普通の市民に、今回の財政問題の責任はありません。
ですから、お互い自信をもって「僕たちの税金を僕たちのために使え」と市に要求しましょう。
道路や建物より、毎日の生活の方が大切です。
そんなこと、誰にとっても明らかなことです。
これからも、よろしくお願いします。
市民目線でのコメントでわかりやすくまとめていただいてありがとうございます。
市民生活への影響について気になることがいくつかありますが、その一つに子育てに関して疑問があります。
緊急プランでは待機児解消の為に幼稚園の再編統合とあり、12月の報道では認定こども園を設置すると決まったかのような発表があり、1月19日には運営法人の募集についての報道もされています。今回森町に設置すると言うことで地元では議論されているようですが、地元でも賛否はあったと思います。幼稚園や保育所を設置する事には反対しませんが、制度を変えていくような場合、市民全体に対しての説明、周知期間もなく地元の一部の意見、賛同でこれからの市の方向が決められ、箕面標準となるのには疑問があります。
認定こども園そのものにも議論して行かなくてはならない部分があります。運営法人のやりたい放題にはならないでしょうが、料金の問題、内容・質の問題他、市民全体の問題になると考えます。
「彩都を考える会」のおしらせ
日時:2009年5月24日〔日〕14:00?16:00
場所:中央生涯学習センター3階講座室
内容:
・彩都に建設予定の「小中一貫校」に関わる市の計画を知ろう!
・経済不況のなかで、市の描く「彩都の収支計画」は現実的か?
・彩都の開発が市の財政に与える影響は?
市民の有志が知りえた情報で分析し、感じた疑問についてお知らせします。
是非ご参加下さい。